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PHIGVEL / PEOPLE別注 DENIM PAINTER TROUSERS (VINTAGE WASH) | CHAMBRAY DRESS SHIRT (VINTAGE WASH) 2021.7.10 Release!
PHIGVEL / PEOPLE別注
DENIM PAINTER TROUSERS (VINTAGE WASH)
CHAMBRAY DRESS SHIRT (VINTAGE WASH)
2021.7.10 Release
(ONLINE SHOP 7.11 18:00 Release)
この季節になると、ペインターパンツとシャンブレーシャツを着たいなあとよく思うわけですが、最近は気分的にきれいに着たいというか、少し品を求めたくなります。
ペインターパンツとシャンブレーシャツという、いわゆるアメカジのアイテムを品よく着たいと思った時に、真っ先にお願いしたいと思ったのはPHIGVEL (フィグベル)
ミリタリーやワークウェアというのは、PEOPLEのセレクトのベースになっているものでもありますが、世界中のミリタリー、ワークウェアもPHIGVELのフィルターを通すと、無骨な良さも残しつつ、どこか紳士的で優雅な空気をまとった物に。
しかも自由というか、それは、ストリートカルチャーだったり、アートだったり、もっと幅広い造詣から生まれるものかも。芯が通っているからこそ、きどらないで着れるし。
きどらないで良い、神経質にならなくて良い、というのは、結構、PEOPLEの店作りでは重要視していて、思いもこもった、きちんと作られた物を並べたいんですが、後は着る人の個性に委ねたいというか、自分達もそれを楽しみたいし。
ということでなのか、上手く繋がってない気もしますが、今回の別注では、女性にもちょうど良く着ていただけるサイズ0(XS)も製作していただきました。
日頃から、洋服に男女の境界線はあまり無いと思っているので、ほとんど全てのアイテムを、ユニセックスで提案させていただいてますが、PHIGVELも、サイズ1(S)や、サイズ2(M)を、女性のお客様にお買い求めいただく事が増えてきていました。
その姿がとてもかっこいいので、今回はもっと幅広く、楽しんでいただきたいなあという思いでお願いしました。PHIGVELの皆さんにも、共感してもらえて、スムーズに実現。ありがとうございます。
そして、そろそろ商品説明にいきたいところなんですが、もう少しだけ。
まだお取り扱いをスタートして2年ぐらいなんですが、そのPHIGVELの持つ上品さについては、デザイナーの東野さんの所作というか、立ち振る舞いからも感じるところが大きい。
一緒に飲みに行かせてもらう時でも、僕は楽しくなって陽気に崩れていくだけですが、東野さんは崩れない。エレガント。そして、良い意味で、隙と余裕もある方。(と勝手に思っています)
当たり前ですが、デザイナーの人間性は作る洋服に現れる。ただ、その当たり前が、当たり前で無い時も多いのが、洋服業界。洋服業界以外もありますね。
その当たり前を大事に店を作っていきたい。
この話はいらないかなあと思いつつも、思い出してしまったので簡潔に。
なんで、自分がミリタリーやワークウェアにも、どこか上品さを求めてしまうのは、自分が洋服屋をスタートした最初の店での出会いが大きいのかも。
いわゆる、そこはインポートブランドのセレクトショップで、アメリカ物から、ヨーロッパ物まで幅広く扱っていました。
自分はその中の、ヨーロッパ物を多く扱う店舗に配属されます。
スメドレー、バブアー、トリッカーズ、インバーアラン、マッキントッシュに、モンクレー、etc..
そうそうトリッペンもこの時に。
その当時、アメカジの店舗を経て、その店を作った先輩と二人で働いていたんですが、その時の先輩が良く言っていたのが、アメリカからヨーロッパを見たり、ヨーロッパからアメリカを見たい。みたいな事。
今は当たり前になった考え方だと思うんですが、その先輩の見方というか、考え方は良いなあというのが、ずっと根底にあります。
そういう空気をPHIGVELにも感じていて、柔軟で芯が通っているPHIGVELの生み出すものにいつもワクワクさせられます。
終わり。
ようやくいきます商品説明。
ペインターパンツから。
日頃から、PHIGVELのパンツのシルエットの美しさをとても気に入っているのですが、その中でも、名作のミルトラウザーのシルエットをペインターパンツに落とし込めたら良いなあ、というところから企画はスタート。
ミルトラウザーの極太でありながらも、美しいシルエットがとても好きで、品のあるペインターパンツを作ってもらうには、最適なんじゃないかと。
ハンマーループ、スケールポケットに、3本針のステッチ、シンチバックなど、ペインターパンツらしいディテールは、取り入れつつも、ミルトラウザーのような上品さを取り入れたいという希望だけを伝えて。
どこかにヨーロッパのワークパンツの雰囲気を入れても良さそうですね、というアイデアを出していただき、フロントボタンのディテールを変更。
印象が違います。
そして特筆すべきは、この自然なヴィンテージ加工。
当たりが強すぎるのも無骨すぎるし、かと言って、均一にフェードしてあるのも、綺麗になりすぎてイメージと違うし。
一点一点、手を動かして、丁寧に仕上げていただきました。
想像の上をいく素晴らしい仕上がり。
とても気に入っています。
10.5ozのライトオンスデニム。
ステッチはホワイトではなく、加工に馴染むようにアイボリーに。
こういう細部への配慮もPHIGVELの好きなところ。
PHIGVEL
PEOPLE別注 DENIM PAINTER TROUSERS
(VINTAGE WASH)
size. 0 / 1 / 2 / 3
37,400yen (tax in)
made in JAPAN
裾を伸ばして穿いた時のシルエットが特に美しい。
正式な商品名は、ペインターパンツではなく、ペインタートラウザーに。
しっくりきています。
夏から秋に向けて最適な履き心地。
サイズ感については、また追ってブログ書きたいと思っていますが、着用写真は全て、181cm男性、サイズ3、157cm女性、サイズ0着用です。
女性の方は、ほとんどサイズ0か、サイズ1をお選びいただくと良いと思います。
男性の方は、Mサイズ相当のサイズ2を多くご用意しています。
続いて、シャンブレーシャツをご紹介。
こちらも相当良い仕上がりに。
こちらも発想は同じく、少し上品な仕上がりを求めて。
PHIGVELの定番で作られている、レギュラーカラードレスシャツをとても気に入っていたので、そのシャツをパターンのベースとして別注を依頼。
元々、ヨーロッパのミリタリードレスシャツをベースに、PHIGVELらしくアップデートされたレギュラーカラーシャツ。
スーツの下に着るシャツとして、シャンブレーシャツを着たいなあと思うことも多く、最適だなあと。
タイドアップもできる、程よい襟の大きさも気に入っています。
シャンブレー生地と一言で言っても、様々な種類がありますが、PHIGVELから、2020SSシーズンに出ていたコットンリネンのシャンブレーシャツの生地がとても心地良く、その生地を用いていただきました。夏も快適です。
そして、その生地のフェードした加工感も素晴らしかったのですが、シャツのパターンに合わせて、品良く、さらに自然なヴィンテージ加工を施していただきました。
少しざらついた、ミリタリーのシャンブレーシャツのような質感に加え、綺麗な空のようなブルーの色合いもとても気に入っています。
PHIGVEL
PEOPLE別注 CHAMBRAY DRESS SHIRT
(VINTAGE WASH)
size. 1 / 2 / 3 / 4
29,700yen (tax in)
made in JAPAN
理想的なシャンブレードレスシャツ。
少しルーズに、リラックスしたバランスで着るのも良いシャツなので、こちらは、普段あまり展開しないサイズ4(XL)まで製作してもらっています。
着用写真は全て、181cm男性、サイズ4、157cm女性、サイズ1着用です。
そしてこちらのシャツは、当店に加え、PHIGVELの直営店、PROD tokyo , PROD kanazawa でも、明日7/10より同時発売になります。是非、東京、金沢の皆様もお手にとっていただけますと幸いです。
店頭は7/10土曜日の11:00より販売をスタート致します。
オンラインショップでの発売は、7/11日曜日の18:00からのスタートとさせていただきます。
店頭分、オンラインショップ分、共にご用意がありますのでご安心ください。
思い描いていた以上の理想的なペインターパンツとシャンブレーシャツが完成しました。
生地の風合いはこれからも、着用を繰り返すごとに、増していきます。
着る人の個性を通して、変化を楽しんでいただけますと幸いです。
ご来店、ご注文心よりお待ち致しております。